第69回 テーマ : ウーファーを付けてみよう! (その9)


前回の豆知識の続きである3つめの要因を書いてみます。

「豊富な電源」と称したのはアンプの実馬力の元になる部分です。
それでは、単純に電源が乏しくなるとどうなるのでしょう?

バッテリーの電圧が変化した場合、アンプの駆動力に変化が生じます。
アンプは入力された音楽信号に基づいて増幅作業を続けます。
しかし、この状態で電圧が下がっても
アンプに入力される信号の大きさが変わらなければ
低い電圧で今までと同じ出力(ワット数)を出そうとしてしまいます。

低い電圧で高いワット数を出すには電気の流れ(電流)を早く(高く)するしかないのです。
電流(アンペア)が高くなるということは、
アンプまでの電源ケーブルや
アンプ回路の内部に大きな負担を掛けることになってしまうので
アンプが壊れる原因につながる可能性もありますから要注意です。

また、車は常に動いているということも大事なキーワードになります。
バッテリーへの電源供給は車のオルタネーターが行っていますが、
エンジンの回転数に比例して電気をバッテリーへ補充します。
しかし、ある程度のスピードで走っていればまだ良いのですが、
実はアイドリング程度の回転数では思いのほか電気が充電できていないのです。
結果的には前述で書いている電圧が低い状態と同じになってしまいます。

このような状態から改善させるのであれば
まずは、純正バッテリーの容量を見直すことが必要です。
もし、バッテリーを変えていない状態でアンプを増設した方は、
メインバッテリーを強力な物へ交換されることをオススメします。
バッテリーを交換したにもかかわらず電圧が不安定な場合は、
アンプの手前にキャパシターを装着した方が良いでしょう。
キャパシターにも電圧を安定させる効果がありますので有効です。
また、アンプの他にもデッキへキャパシターを装着するのも手です。

しかし、ここで注意しなければならないことがあります。
もし、メインバッテリーの電圧が弱い状態でキャパシターを設置した場合、
弱いバッテリーにさらなる負荷を掛けることになってしまうので
電圧が安定するどころかバッテリー上がりの危険性が増してしまいます。
しっかりとした電源確保を前提にチューンナップして下さい。

最終的には使用するアンプの総出力に合わせてサブバッテリーを増設します。
電源確保はオーディオシステムアップとしては地味な存在ですが、
高級なアンプを動かすのも「電気」ということを忘れないで下さい。


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