第63回 テーマ : ウーファーを付けてみよう! (その3)


ウーファーの取り付けについて忘れてはならないものとしてBOXの存在があります。
BOXにもウーファーの大きさに応じて大きさ(容量)が違い、
ウーファーの数が増えればある程度のスペースが必要になります。
よく当店でもお客様からのお問い合わせを頂く内容として
下記のようなことが多くなっています。

「A社のウーファーを使いたいんだけど、、、どのぐらいの容量ですか?」

このご質問に関してのご回答は
通常、そのメーカーの推奨容量というものをお答えしています。

しかし、もっと厳密に言うと「答えが無い」という答えにもなります。

そのウーファーを使って
どのようなジャンルの曲を
どのような鳴らし方で楽しむか?
という「お客様の好み」という理由があり
これがオーディオを楽しむ(セッティングする)ことにつながるからです。
人によっては鋭い感じの中低音が好きな方や、
伸びるような超低音を楽しむ方など多種多様です。

そこで音楽のジャンルによる方向性としては下記のようなものが考えられます。

ヒップホップのようなリズムのあるジャンルであれば
低音に歯切れの良い鳴り方をするウーファーと小さめな容量のBOXを使用します。

また、クラシックやジャズなどの自然楽器に含まれる超低音を再生させるなら
できるだけ低い音に歪みが出ないようなユニットと
推奨容量より大きいBOXを選ぶと良いでしょう。
では、何故?小さなBOXや大きいBOXが良いのでしょうか?

ウーファーはBOXの中にある空気をバネにしてコーン紙のストロークを抑えています。
小さいBOXの場合は、空気のバネが硬い状態になるため、
コーン紙が簡単にストロークできなくなります。
その代わりに入力される音楽信号に対しての追従性が高くなることから
早いテンポの低音が得意になります。
小さいBOXのデメリットとしては、
コーン紙を動かす力が大きく必要になるため、
高出力なアンプをシステムに加えるようになり、
非力なアンプでは満足な低音を出すことは難しくなります。

逆に大きいBOXの場合は、簡単にウーファーがストロークしやすくなることから
超低音の再生が得意になります。
ただし、こちらも注意が必要で、
オーバーストロークを引き起こしやすく、
ウーファーの破損には充分に注意したいところです。

もし、ウーファーBOXをご自分で製作されるようであれば、
ウーファーの特性として下記の項目をチェックしてみましょう。
 ★メーカー推奨容量
 ★ウーファーの耐入力ワット数
 ★ウーファーのストローク量(Xmax)
 ★コーン紙を押した時の硬さ
この中でコーン紙を押した時の硬さは、
指で軽くコーン紙を押さえるとエッジの硬さが体感できます。
硬いエッジの場合は、空気の容量が大きめであっても
ある程度はウーファー自身がストロークを抑える効果が期待できます。
ちなみにコーン紙をチェックする際には
くれぐれもコーン紙の押し過ぎ(壊さない為に、、、)に注意するのと、
新品の商品の場合はお店のスタッフに承諾を得てから行って下さい。

次回はウーファーBOXの製作について書いてみます。


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