第62回 テーマ : ウーファーを付けてみよう! (その2)


前回の豆知識を踏まえて今回は、ウーファーの大きさについて書いてみたいと思います。
皆さんはウーファーを取り付ける場合にどのような条件で大きさを選んでいるのでしょうか?
10インチ(25cm)を1発! という方もいれば、
15インチ(38cm)を2発!! などと多種多様でしょう。

一見すると大きいウーファーが沢山あった方が有利で
低音も多く出力されて良いように思われます。
しかも、見た目にもインパクトがあり満足度がアップしやすいようです。
ウーファーの口径を大きくするということは
低音の量感は実質上増えることになるので、
音楽のジャンルによってはこの選択は正解となります。

しかし、ウーファーにも適材適所という言葉が当てはまります。
安易に口径を大きくしてもダメなケースがあります。

では、ウーファーの口径を大きくするとどのような症状になり易いのでしょうか?
ウーファーの大きなコーン紙が前後運動することで
多くの空気が動かされて低域が表現されます。

しかし、ここで問題が発生します。
物理的に大きくなったコーン紙は、
アンプから流れてくる音楽信号の動きについていく事ができず、
「音」が遅れて再生されるようになってしまいます。
この症状が進むと「歪み」が大きくなり、ユニット破損の可能性が出て非常に危険です。

大口径ウーファーは超低域が得意になる代わりに
中低域が不得意なのでミッドレンジとの繋がりが悪くなる傾向になります。
それでは、単純に口径を小さくすれば良いのでしょうか?

小口径のウーファーは、簡単に言えば大口径ウーファーの逆の特性を持っています。
すなわち、中低域の表現力が高く、超低域が不得意になります。
ミッドレンジとの繋がりを重視するシステムであれば
小口径のウーファーを装着した方が聴きやすい環境になります。
しかし、超低域の表現力が乏しくなるのでオールジャンルには対応できません。

そこで、、、

両方の、メリットを考えたところ以下のような方法がひとつの打開策になりそうです。

それは、「同じ動きをする小口径ウーファーを複数取り付ける」ことです。
この方法であれば中低域から超低域まで歪が少ない状態で再生することが出来ます。
まず、小口径のウーファーを使用することで、
コーン紙の正確なストロークが可能となり
中低域の歪みが少なくなります。
そして、超低域を表現するには多くの空気を振動させたいわけですから、
同じ動きをする小口径ウーファーを複数設置することで
空気振動の面積を多くして超低域まで確保することが可能となります。

この方法を利用してシステムを造れば、
「厚み」のある低音再生が実現できるので
是非、皆さんも試してみてはいかがでしょうか?


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