パテの種類といっても本来は非常に沢山の種類があり、
使用条件によって使い分ける必要があります。
そこで当店では、主にバッフル製作に向いているものとして
ファイバーパテ、板金用パテ、ポリパテの3種類のパテを販売しています。
ファイバーパテは、文字通り「繊維質」が配合されているパテで
「強度」「加工のしやすさ」のバランスが良くある程度の形を造るのに向いています。
デメリットとしては、表面がザラついてしまうので
塗装などの仕上げには向かないのと、時間が経ったときに多少のヒケ(パテ痩せ)が起こります。
板金用パテは、ファイバーパテの欠点である強度を上げたパテです。
広い面積を造りたい場合に、時間が経ったときの表面変化が凸凹になりにくい性質を持っています。
仕上がった表面はファイバーパテと同じでザラザラしています。
形成作業を行う際に、ファイバーパテと板金用パテは
60番〜400番程度のペーパーで表面を削っていきます。
最後にポリパテですが、
このパテは仕上げ用としてラインナップしています。
きめが細かく、細かなブツブツ(気泡など)がある表面に塗り込んで表面を均します。
1000番以上のペーパーで仕上げることで表面がツルツルになり
そのまま塗装をすることができる状態になります。
あくまでも仕上げ用なので、ポリパテだけで形を造ると強度が無く、
簡単に砕けてしまうので注意が必要です。
また、ヒケも大きいので大きな表面で満遍なくポリパテを塗るのもあまりオススメではありません。
以上のように要点を絞って適材適所でパテを使い分けてみてはどうでしょうか?