第51回 テーマ : バッフル造るなら、まず パテでしょう!


オーディオをシステムアップする時にスピーカーなどを交換するケースが多くあります。

通常は、スピーカーを車のドアへ設置する場合に
内張りの中へ純正と同じようにインストールすることがあります。
しかし、純正と同じ位置では「音」があまりスッキリしません。
これは、スピーカーの設置場所の周りに障害物が多く、
加えて純正のグリルの造り(目が粗い)が原因となっています。
ミッドレンジの「音」が乏しいとドンシャリな音楽になりやすく
聴き疲れしやすいオーディオとなってしまいます。

このような状況を打破するためには、
スピーカーをなるべく露出させて直接音を増やすように設置するのが有効です。

内張りのスピーカーグリル部分に新たなバッフルボードを製作して
そこへスピーカー(ミッドレンジなど)を取付けます。
もし、車側の方で充分なスペースがあるようであれば
バッフルを傾斜(スラント)させてリスナーへ向けた方がさらに中域の音圧が高くなって
非常に効果的です。

上記の説明でバッフルを製作するということを書いてきましたが、
バッフルを作る場合に必要不可欠なパーツとして「パテ」があります。
バッフルは、ベースとなるボードをMDFなどの合板で形成し、
ボードの端っこを内張りの形状に合わせてパテ形成する手法が一般的です。
スラントをさせる場合にもパテを使用して自然な傾斜を造ります。
パテの種類といっても本来は非常に沢山の種類があり、
使用条件によって使い分ける必要があります。
そこで当店では、主にバッフル製作に向いているものとして
ファイバーパテ、板金用パテ、ポリパテの3種類のパテを販売しています。

ファイバーパテは、文字通り「繊維質」が配合されているパテで
「強度」「加工のしやすさ」のバランスが良くある程度の形を造るのに向いています。
デメリットとしては、表面がザラついてしまうので
塗装などの仕上げには向かないのと、時間が経ったときに多少のヒケ(パテ痩せ)が起こります。

板金用パテは、ファイバーパテの欠点である強度を上げたパテです。
広い面積を造りたい場合に、時間が経ったときの表面変化が凸凹になりにくい性質を持っています。
仕上がった表面はファイバーパテと同じでザラザラしています。
形成作業を行う際に、ファイバーパテと板金用パテは
60番〜400番程度のペーパーで表面を削っていきます。

最後にポリパテですが、
このパテは仕上げ用としてラインナップしています。
きめが細かく、細かなブツブツ(気泡など)がある表面に塗り込んで表面を均します。
1000番以上のペーパーで仕上げることで表面がツルツルになり
そのまま塗装をすることができる状態になります。
あくまでも仕上げ用なので、ポリパテだけで形を造ると強度が無く、
簡単に砕けてしまうので注意が必要です。
また、ヒケも大きいので大きな表面で満遍なくポリパテを塗るのもあまりオススメではありません。

以上のように要点を絞って適材適所でパテを使い分けてみてはどうでしょうか?


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