第42回  テーマ : 理想のスピーカー その3

このところコンフィデンスについて触れてきましたが、
今月は「コンフィデンスを実際にインストールすること」について書いてみたいと思います。

ダウンローではコンフィデンスを搭載したデモカーとしてポルシェ(現在はありません)を使っています。
このポルシェという車、、、オーディオをインストールするには、いろいろな意味で難しい車とされています。
まず、外観から見てもお分かりのように、グラマラスなボディとは対照的に車内が狭く、ヤル気(←なんのヤル気だ?)になれば、
自分の座っている座席から「反対側のドアを開ける」ことだってできてしまいます!
そして、、、
フロントガラスが目の前にあるのでツィーターの設置にも一苦労します。
これはオーディオの観点から総合的に判断すると、スピーカー同士の位置が非常に近いことから
オーディオでは重要なステレオ感(定位感)の表現が難しくなり、
加えてリスナーの足などの障害物がスピーカーに近くなることで
各帯域に於ける音圧レベルの変化という影響が出てしまいます。
こういったデメリットを並べていくと、普通は「ポルシェにはオーディオは無理か、、、?」
と、思ってしまうでしょう。
でも、ダウンローではこう考えてみました。
このデメリットの中でもインストール方法によっては、音質改善ができるのでは?
そして、この車で満足の得られる音質向上ができれば、
他の車でも同様に音質向上が得られるのではないか?と、、、
この疑問の答えを出す為に、インストールを決定しました。
インストールが決まれば、次はどのようなオーディオシステムとするか?です。
スピーカーに関しては、以前使用していたFOCAL 165Wを使うことも検討しましたが、
推奨ボックス容量が非常に大きいので低域不足によるスケール感の物足りなさが懸念されることや、
柔らかい音色がジャンルを選ぶ結果に陥ってしまうことから他のメーカーで検討しました。
そこに白羽の矢が立ったのが、コンフィデンスだったのです。
スピーカーが決まれば次はアンプです。
アンプに関しても いろいろ検討しました。
BEWITHからラインナップしているR−406というアンプは、真っ先に候補となりましたが、
各雑誌などに紹介されているシステムで、

      コンフィデンス + R−406 = いっぱいある

という組み合わせが大変多く、面白みが無いなぁ、、、ということで今回は諦めました。
そこで、ダウンローが提案するアンプ選びに重要な条件は、
「定格出力の高さ=安定した音色を得られる」 「オーディオシステムの全体的な音質バランス」
の2つをテーマとしました。
「定格出力が高い」ということは、先にも書いたようにボリュームを上げても歪が少ないというメリットがあります。
それに小さい音量でも、しっかりした表現力を持っていることにもなります。
しかし、パワーがあるアンプを駆動するとパワーに対する実質的な熱変換作業が行われることから
アンプを形成しているパーツに負荷が掛かりやすくなります。
そこで放熱性の高さと、クォリティ(品質)の高いパーツを使ったアンプが必要になり、
これらの条件を満たしたモデルとしてマッキントッシュが候補に上がりました。
マッキントッシュのアンプは強靭かつ頑丈なボディを持っているので非常に耐震性が高く、
車に搭載するには非常に好条件となります。
熱対策も万全で、ボディの横にあるヒートシンクと電動ファンを搭載して冷却効率を上げています。
内部パーツも高品質なもので構成されており音の感じとしては、壮大なスケール感と繊細なニュアンスが共存していて
ポルシェのデメリットを感じさせない音造りができるアンプとなります。
これならインストーラーの思惑通りの「音」が表現できそうです。

最後に、システムの核となるヘッドユニットです。
これもカロッツェリア XとP01コンビのどちらを使うかを吟味したのですが、オーディオユニットを最高級なもので揃えてしまうと、
試聴をして頂くお客様のコスト面を圧迫することになり、現実味の無いシステムになってしまう為、敢えてP01コンビとしました。
しかし、P01コンビも侮ることはできません。
Xシリーズの弟分としてラインナップされているこのモデルは、
調整幅も広く、しっかり煮詰めれば充分な音質アップが望めます。
圧倒的に不利な条件と、これらのユニットをインストールしてどれだけ変わるか?
次回はスピーカーのインストールの続きをご紹介します。


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