第40回  テーマ : 理想のスピーカー その1


さて、今回のテーマは「理想的なスピーカーとは、、、?」ですが、
近頃、何かと各雑誌などで取り上げられているコンフィデンスについて書いてみたいと思います。

コンフィデンスというスピーカーは通常のスピーカーと違う構造になっている所がいくつかあります。

その構造には、今までのカーオーディオの定説を覆すような理論が詰まっています。
まず、一番最初に見て、大半の方が「ん?」と思う部分である
「コーン紙のズレ」についてご説明致しましょう。

世の中に出回っているスピーカーの殆どが、
コーン紙を正面から見た時にダストキャップが真中に配置されています。

スピーカーは「音」を出す時にコーン紙をストロークさせて「音」を出します。
この時、スリバチ状のコーンがストロークすると、高域の音を再生する時に大きな歪みが出てしまいます。

この歪みの原因は、コーン紙が左右対称で造られているので
高域の音(細かな振動)が外側から内側へ集中して伝わってしまう現象が起きてしまうからです。
このことから 世の中に出回っているミッドレンジスピーカーのほとんどで
高域再生が「苦手」という結果になってしまいます。
高域を歪ませないで再生させるのに適しているスピーカー形状として
ドーム型のツィーターが使われているのは、この理由の為です。

では、高域を鳴らすのに適しているという理由で、
ドーム型のツィーターと一緒に使用すると どうなるか?と言えば、、、
結果的にはミッドレンジと異質な音色になってしまいます。
もし、スピーカーの形状が高域から低域まで同じであればスピーカーの奏でる音色に違いがなく、
最も自然な音色を得られることになります。
そこで、中心部をズラしたコーン紙を造れば高域再生のできるミッドレンジができあがるわけですが、
ただ、単純にコーン紙をズラすと重量バランスが崩れて正確にストロークできません。
緻密な計算と生産能力がなければ実現不可能となります。

コンフィデンスは、この重量バランスを非常に精密な機器を使うことによって製品化に成功しています。

もうひとつのメリットとして、ツィーターがミッドレンジと同じ形状ということは、
エンクロージャー(BOX)を使うことによって
ツィーターとは思えないほどの低域をカバーできるようになります。

メーカーが公表している再生周波数は390Hzからとなっていますが、
さらに低い周波数でも歪みが少なく、余裕で鳴ってしまう性能を持っています。
この他にも多くのメリットを持っているコンフィデンスは、
ある意味 理想とされるのではないでしょうか?

次回は、コンフィデンスの真髄をさらにご紹介します。


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