第25回  テーマ : ワンオフBOXの重要性


ウーファーBOXと一言で言ってもいろいろな要素が含まれています。
一般的にはBOX容量などが重要視されがちですが、その他にも重要な要素があります。

スピーカーのスペックなどで良く見かけるQtsについて説明します。

スピーカーはエッジやダンパー、コーン紙などで形成されています。
メーカーやモデルによってはスピーカーの材質や生産方法が異なるので
スピーカーのストロークの硬さが変わります。
この物理的な硬さをQmsと言います。

また、スピーカーは実際には電気的に駆動しているので電気的なロス(抵抗)も起こります。
この単位をQesと言います。

QmsとQesを合わせた数値がQtsになります。

Qtsの数値が0.3以上の場合はシールド(密閉)BOXが向いていると言われています。
シールドBOXはスピーカー背面の空気が密封されているので
スピーカーの振動板の動きが制限されやすくなります。
結果的にはコーンのストロークも制限されるので低域を出すには不利になりやすくなります。
シールドBOXの音の感じは最低域までなだらかな曲線で再生します。
それに対してQtsが0.3未満の物や低域部分を増幅させるようなセッティングにする場合は
バスレフBOX(ポート付)の方が効果的です。
バスレフBOXの音の感じは、ある一定のポイント(周波数)を増幅させることで
低音の「ドッシリ感」が出やすくなります。
その代わり最低域の低音はスポイルされます。
バスレフBOXはポートの直径や長さ、位置などをチューニングすることによって
厚みのある低音を狙うことができます。
ただ、やみくもにポートを付けても場合によってはスピーカーの耐入力に関係無く
ストローク不良(底づき)を引き起こして破損させてしまうことがあるので
しっかりと計算した上で製作した方が良いです。

音質向上の為にワンオフでバスレフBOXを製作してみるのはどうですか?


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