第9回  テーマ : クロスオーバー


今回のオーディオ豆知識のテーマはクロスオーバーです。
このクロスオーバーをご自分のシステムに入れよう!
と考えていらっしゃる方は沢山いるとは思いますが、
必要に応じて使用しないと全く意味のない物になってしまいます。

まず、クロスオーバーとはどういった仕事(機能)をしているかというと
簡単に言えば、”音を分ける”ということをしています。
この分けるというのは高音、中音、低音などのように分けることを言います。

高音と低音に分けるものを2WAYと言い
先ほどのように3つに分けるものを3WAYと言います。
スピーカーとしては受け持つ周波数(Hz)の幅が短ければ
より大きな範囲(高音から低音まで鳴らす)をカバーしなくて済みます。
受け持つ範囲が短ければ大きな音量にも対応しやすくなるということです。
この範囲を決めるのがクロスオーバーの仕事なのです。

スピーカーの範囲は予め、ある程度決まっていますので
その範囲の中で効率の良い仕事をさせた方が良い音になるということになります。
しかし、逆を返せば間違った範囲を指定してしまうと
スピーカーを壊す原因になってしまいます。

範囲の指定の話が出たのでついでにご説明しておきましょう。
周波数の範囲を指定する時に可変式(ダイヤルなどで回すタイプ)と固定式があります。
可変式などは例えば50〜300Hzなど自分の好みの周波数で変えられるので大変便利です。
ただ、こういったものは余計な素子を使用しますので音質が劣化しやすかったり、
ノイズを拾う原因にもなりかねません。
そこでチップ交換式のような固定式の方が周波数をイジれない分、音質的には有利です。
また、よく24dB/octとか12dB/octという数値が出てきます。
これはカットスロープと言ってクロスポイント(周波数を区切るポイント)から
どのくらいの坂道(?)で音が消えていくというのを指しています。
この数値が高ければ高いほど急な坂道(?)になりますので
区切った先の音が殆ど聞こえなくなります。
数値は高ければ良い訳ではなく、
セッティングによっては緩やかなカーブの方が良い場合も有ります。

もし、クロスオーバーを検討されているようでしたら
スピーカーを壊してしまう前にご自分のシステムを確認してから必要な物を選びましょう。