第4回  テーマ : ハイカレントアンプ


前回まででスピーカーのΩについて説明してきましたが、
その組み合わせによって使用するアンプのタイプが決まってきます。

そこで今回のテーマは、ハイカレントアンプです。

今、市販されているアンプは、通常w(ワット)を表示する時に、
よく"50wx2ch(4Ω)"と説明書に明記されています。
これは、 「4Ωのスピーカーをステレオ(2ch)でつないだ場合、50w出力
します。」ということになります。
もちろん、この他に入力感度や、配給電圧(今回は説明を省略しますが後
ほど説明したいと思います)などの関係があるので一概には言えませんが
基本的にはそうなります。
ハイカレントアンプは簡単に言えば、低いΩにしてつないだ時に
出力(w)を高くできるアンプのことを言います。
メリットとしては
「複数のスピーカーを組み合わせて高出力で鳴らすことができる」のと、
「定格出力(4Ωなど)が低くできるので
コンペなどの出力別クラス分けで、
小さいクラスに参加しやすい」などが掲げられます。

音圧の記録を競うコンペでハイカレントアンプが多く使われているのは、
こういった理由があるからです。

しかし、デメリットもあります。

それは、限界付近までΩを下げて出力を上げているので、ちょっとした
キッカケでΩを下げ過ぎてしまい、壊してしまうケースがあります。
例えば、競技などで使っているとデッキのボリュームや
アンプの入力感度(GAIN)を上げ過ぎて
スピーカーを「とばして」しまい、
そのままスピーカーの抵抗値がバラバラになって
アンプも壊れたという方もいます。

また、出力が高いケースが多いので
発熱量や電気消費量が大きくなります。
発熱量が大きいのはアンプとしては致命的になりますし、
電気消費量が大きければ
デュアルバッテリーなどをしなければならなくなります。

ハイカレントアンプは見た目もカッコイイし、
それに見合った性能も持っていますが、
使い方を間違えると簡単に壊すこともできる両刃の剣ということになりますから、
購入を考えている方は、
"何のスピーカーを何発鳴らしたい"というのをよく相談してから買いましょう。